【保存版】腸内フローラを整える3つの方法
最近注目が集まっている腸内フローラ。フローラとは、体の中に存在する常在菌の集まりで、そのフローラの働きが最近になってどんどん解明されてきたのです。
フローラの働きが、全身の健康に大きな影響を及ぼしている!
便秘だけじゃなく、アレルギーや生活習慣病・ダイエット・肥満など、結構に関するあらゆることについて大きく関係している腸内フローラ。
今回の記事は、テレビや雑誌などで大きく取り上げられるようになり、ますます注目が集まっている腸内フローラの効果的な整え方を説明したいと思います。
この記事の目次
腸内フローラを整えると得られる5つの効能
腸のフローラを整えると、さまざまな効能があるのですが、代表的な効果は次の5つです。
- 便秘が解消される
腸の中に存在するフローラが、悪玉菌優位の状態から善玉菌優位の状態に変わると、便を外に押し出す働き(ぜん動運動)が活発になり、お通じが良くなります。
腸内フローラを整えると得られる効果としては、もっとも有名な効能ですね。
お通じが良くなると、身体にとって嬉しいさまざまな影響があります。このブログでもたくさん紹介しましたが、便通を良くすることは身体にとってもすごくいいことなんですよ。
- 免疫力が高まる
身体の免疫機能は、腸内環境に大きく関係しています。それは、免疫細胞の約6割が腸内に宿っているからです。
腸内フローラは幼児期に完成すると言われていますが、その幼児期に腸内フローラの構成が十分でないと、免疫機能が弱くなったり、異常な免疫機能となり、アトピーや花粉症といったアレルギー疾患を引き起こす可能性があると言われています。
腸内フローラを整えると、免疫機能が正常化され、その結果、風邪やアレルギー疾患になりにくくなると言われているのです。
- 太りにくくなる
お通じが良くなるという事と関連しますが、腸内フローラが整うと、太りにくくなると言われています。
それは、腸内フローラが整う事によって、一部の善玉菌が身体の代謝をあげたり、脂肪の蓄積を防ぐ作用が得られるからです。
ダイエットをチャレンジしたけど、何度もリバウンドしてしまう!という方は腸内フローラが乱れている可能性がありますよ。
- 生活習慣病になりにくくなる
さまざまな病気の原因となているのは、腸内細菌が作る代謝物質と言われています。その代謝物質は、腸内フローラが乱れているとき、つまり、悪玉菌によって生成されるのです。
糖尿病や動脈硬化、高脂血症といった生活習慣病を防ぐなら、まずは腸内フローラを整えて、病気の原因となる代謝物質を作り出さない事が重要なのです。
- メンタルが強くなる
最後は、少し精神論的な話ですが、これも実験によって証明されています。
腸内フローラが整っていると、ストレスを示す値が低くなるという動物実験があるのです。
整っているときと整っていないときの比較が難しいので、断定はできませんが、動物実験によって明らかになっている事から、腸の調子が脳にも影響するのは間違いないでしょう
以上が、腸内フローラを整えると得られる5つの効果です。腸の調子は、便秘だけじゃなく、アレルギーや生活習慣病を引き起こす要因になっているんです。
カラダのことは腸に聞け!
そんな言葉がありましたが、本当にそうです。では、続いて、腸内フローラを整える方法について紹介します。
腸内フローラを整える3つの方法
腸内フローラを整えるには、次の3つの方法しかありません。それは、
- 腸に届く善玉菌(乳酸菌・ビフィズス菌)を摂取する
- 善玉菌のエサを摂取する
- 腸のメンテナンスをする
この3つです。
全て、腸内細菌を善玉菌優位の状態にするための方法ですが、アプローチは違います。
どれが一番重要というわけではなく、全て重要なので、腸内フローラを整えて、便秘を解消したり、病気になりにくいカラダを手に入れたければ、全て実践する必要があります。
では、効果が期待できる順に解説します。
【優先順位★★★】腸に届く善玉菌を摂取する
腸内フローラを整えるには、腸の中の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす事が必要なのですが、その細菌バランスを強制的に変えてしまおう!というのがこの方法です。
腸に直接、乳酸菌などの善玉菌を届け、その菌を定着させる事によって、腸内の細菌バランスを整えるのです。
ただ、この方法には大きな問題があります。それは、『善玉菌を口から摂取しても、胃(胃酸)によって善玉菌が死滅してしまう』という点です。
よく、ヨーグルトのパッケージなどで、『生きたまま腸に届く!』と書かれていますが、これは、『他の乳酸菌と比べ、比較的胃酸への耐性が強い乳酸菌』が配合されているのですが、それが必ずしも全て生きたまま腸に届くとは限りません。
その証拠に、ヨーグルトを食べて辛い便秘が解消したという声があまりにも少ないですよね。
乳酸菌が生きたまま腸に届いているなら、少しぐらいは便通が改善されてもいいはずですが、その声が少ないとなると、そのヨーグルトから摂れる乳酸菌は、生きたまま腸に届いていない可能性が高いと言えます。
胃酸というのは、あらゆる物を溶かしてしまうぐらい強力な酸性です。その酸性に耐えらられる力を持った善玉菌というのはなかなか少ないのが現状です。
しかし、最近になって、「胃酸に負けず、生きたまま大腸に届くビフィズス菌サプリ」が登場してきています。
そのサプリメントは、「機能性表示食品」と位置付けられ、他のサプリメントよりも便通改善などの効果が期待できると正式に届出を行なっている商品です。
詳しくは、「便通改善の機能性表示ができる乳酸菌サプリはビフィズス菌BB536配合のこの3つ!」の記事で詳細を解説していますが、こちらで紹介している機能性表示食品のサプリメントを活用すると、腸内環境(腸内フローラ)が整い、便通が改善する効果が期待できるでしょう。
【優先順位★】善玉菌のエサを摂取する
善玉菌のエサを摂取する目的は、腸の中に生息する善玉菌にエサを与えることによって、その善玉菌が繁殖し、善玉菌の数が増え、腸内環境が正常化されるためです。
先ほど、紹介した「腸に直接善玉菌を届ける」という方法を実践しても、その善玉菌が繁殖しなければ意味がありません。つまり善玉菌を腸に定着させなければダメなのです。そこで、効果的・効率的に善玉菌を繁殖させるには、善玉菌が好むエサを腸に届ける必要があるのです。
善玉菌のエサとなるのは、オリゴ糖や食物繊維です。オリゴ糖や食物繊維が便秘に効くって言われているのは、
オリゴ糖や食物繊維を摂取する
↓
腸に生息する善玉菌がそれらを食べる
↓
善玉菌が繁殖し、悪玉菌が減少する
↓
腸内環境が正常化され、便通が良くなる
こういうメカニズムがあるからなんです。また、乳酸菌などと違い、胃酸によって死滅するというリスクもありませんので、とればとるほど良いというわけです。
ただ、1つだけ問題点があります。それは、腸の中に生息する善玉菌とエサとの相性です。人間も食べ物に好き嫌いがあるように、腸内細菌にもエサの好き嫌いがあるようです。
ただし、このあたりはそこまでシビアに考える必要はなく、より効果を高めるために必要なこと、という程度にお考えいただければいいと思います。
【体験レビュー】カイテキオリゴは便秘に効くのか?でも紹介していますが、粉末のオリゴ糖でも効果はありますが、毎日しっかりとした野菜を摂っているなら、それで十分ではないでしょうか。
【優先順位★★】腸のメンテナンスをする
これが一番おろそかにされていることです。腸のメンテナンスとは、決して人間ドックなどで検査を受けることではありません。
ここでいうメンテナンスとは、腸を掃除する食べ物を食べましょう!ということです。
腸の掃除とは、腸にとどまる老廃物(うんち)を確実に排出し、常に便の通りを良くしよう!ということです。
腸内環境が整っていれば、便の通りが良くなり、大腸の老廃物については心配することはありませんが、その状態をキープするためにも、腸の掃除を意識し、腸を掃除する食べ物を食べましょう!
では、どういったものが腸の掃除をしてくれる食べ物でしょうか。
これは、もう食物繊維しかありません!食物繊維が腸の中の老廃物を絡め取り、便として排出されるのです。
先ほど、『食物繊維は善玉菌のエサになる!』と言いましたが、食物繊維には老廃物を絡め取る働きあるのです。食物繊維ってすごいですね!腸内環境を整えるエースと言えるでしょう。
しかし、食物繊維の摂取では大きな問題があります。それは、『普段の食事では、十分な食物繊維が摂取できない!』という点です。
根っからのベジタリアンなら話は別ですが、現代社会においては、中々野菜中心の生活を送ることは難しくなってきました。毎日きんぴらごぼうを山盛り食べることなんてできませんからね。
そこで個人的にオススメしているのは、青汁です。
あの『まずい〜!もう1杯!』の飲み物です。コップ1杯の青汁を飲むだけで、びっくりするぐらい豊富な食物繊維が摂れてしまいます。
青汁は、以前と比べると、劇的に飲みやすく、いや、むしろ美味しくなっています。毎朝1杯の青汁を飲むだけで、不足しがちな野菜の栄養素を全て摂取できるので、野菜不足の現代人にはぴったりの飲み物なんです。
デメリットを挙げるとすれば、価格だけですね。1杯あたり100円ぐらいはしますので、1ヶ月あたり3000円ぐらい。
これを高いと思うか、野菜の代わりだから安いもんだ!って思うかは個人の感覚ですが、私は藍の青汁を飲み、野菜不足を補っています。
まとめ
以上が、腸内フローラを整える3つの方法です。自分の目では見えない腸内環境だからこそ、その手入れはしっかり行う必要があります。
腸が綺麗だと、便通だけじゃなく、お肌も身体も全てが調子良くなります。忙しい時こそ、腸に優しい生活を送ってくださいね。