【症状別】便秘が原因で病院に行くベストなタイミングは?

最近、ガンコな便秘に悩んでいるの。でも病院に行くのはとても恥ずかしいわ・・・

そうですか。ですが、便秘をそのまま放置していても何もよいことはありませんよ。

そうなのよね~。それは分かっているんだけど・・・。じゃあ、便秘の時に病院受診するベストなタイミングっていつなのかしら?

それは便秘の症状別で違います。ではここでは、病院に行くベストタイミングを症状別にご紹介していきましょう。
「便秘くらいでフツー、病院なんて行かないでしょ!」
「便秘で病院に行くなんて恥ずかしすぎるしヤダ」
と、病院で診察を受けることを恥ずかしがって病院に行かないという方はとても多いです。
しかし”たかが便秘”、”病院なんて恥ずかしい”と思っていてそのまま便秘を放置しておくと、後でとんでもないことになる恐れもあります。
また便秘には種類があり、自己流の対処法では、便秘を悪い方向へ導いていっている可能性もあります。
ここでは便秘になった時に病院に行くタイミングは一体いつがいいのか、病院受診のベストなタイミングを便秘の症状別にご紹介していきます。
この記事の目次
便秘で病院に行くとどんなことをする?
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便秘の受診タイミングをご紹介する前に、病院では便秘の患者さんをどのような流れで診察や診断を行うのか簡単にご紹介していきます。
「便秘」は何科に行く?
便秘に困り果てて病院に行く場合、足を運ぶ科は「胃腸科」「消化器内科」「肛門科」「内科」「便秘外来」などです。
中でも最もオススメなのは「便秘外来」ですが、便秘外来は日本でも開設している病院はまだごくわずかです。
ですから、近くに便秘外来がを持つ病院が無い場合は上でご紹介した胃腸科や消化器科、肛門科などを受診するとよいでしょう。
便秘診断の流れ
まずは問診票の記入をして、いつもの便の状態を書き込みます。排便の頻度、便の硬さや色、大きさや形状などを医師に知らせるためです。
他にも食事を食べる時間や睡眠時間など、本人が普段からどのような生活をしているのか細かく質問されることが多いです。
便秘は、個人の生活習慣によって症状や痛みが異なりますから、問診で便秘になりやすい生活習慣を送っていないかどうかを調べられます。
そして次に医師がお腹の張りや腸の状態などを触って(触診)便秘の症状がどこまで進んでいるのか調べていきます。その後は血液検査や内視鏡検査など、必要があれば順次行っていきます。
便秘の治療方法ってどんなものなの?
便秘の治療にはいくつか方法がありますが、概ね3つくらいに分けられます。
1つ目は、食生活や運動の指導、2つ目は便秘薬・座薬・整腸剤などの処方、3つ目が自律神経に働きかける漢方薬や薬の服用などです。
怖いのは、便秘の影に”大きな病気が隠れていることがある”ということです。
便秘で大腸ガンなどを誘発することはあるといわれますが、また逆に「腸が病気になっているために便秘になる」というパターンもあります。
「たかが便秘」だと思いこんでいると、病気の発見が遅れて治療が間に合わなくなることも考えられますので注意しておきたいものです。
「たがが便秘、されど便秘」です。
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便秘で病院を訪れるのは恥ずかしいものです。しかし、便秘の裏には大きな病気が潜んでいる場合がありますので、放っておかず必ず病院へ行きましょう。
「直腸性便秘」の方が病院へ行くタイミングは?
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直腸性便秘の方の便は非常に大きく硬い!
「直腸性便秘」は便意を感じにくい便秘の種類で、肛門付近で便が停滞してしまい、上手く排便することが出来ない症状を持つ便秘です。
関連記事直腸性便秘の4つの原因と最短で治すために効果的な対処法4選
直腸性便秘の方はもともと「痔(じ)」になっている方も多く、痔のヒドイ痛みを避けるためにトイレを我慢するようになり、便が硬くなってしまい直腸性便秘を併発してしまう方も少なくありません。
また直腸性便秘の方にはは便秘薬も効かないということも多く、自己流の便秘対処法ではどうにもならないケースも目立ちます。
直腸性便秘は肛門のあたりで便が溜まる便秘なので、大腸を刺激して排便に向かわせる普通の便秘薬では効かないことが多いのです。
本来は直腸性便秘なのに、「あれ、便秘薬飲んだのに効かないなあ、もうちょっと量を増やそう」と、自分の便秘の種類が何かも分からずに”便秘薬を乱用”してしまうと、いつか自力の大腸のぜん道運動が戻ってきた時にはもう排便出来にくい状態になっていることも想定されます。
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直腸性便秘の方はこのタイミングで受診したい!
直腸性便秘の場合は、とにかく早めの病院受診をおすすめします。「このところ便秘が続いているなぁ」と感じたら、病院へ行ったほうがよいでしょう。
なぜなら直腸性便秘は、すぐに便が硬くなってしまうことが多いからです。しかも、硬いだけではなく、太く大きくなってしまうことも多々あります。
その上に時間が経てば経つほど、食べた分の便が積み重なり便はどんどん大きく成長していきます。
肛門とつながっている直腸は大腸よりも広いスペースがあるので、便がそこでストップしてしまうと”便が巨大化”しやすいのです。
しかも先程ご紹介したように、直腸性便秘はドラッグストアや薬局で販売されている市販の便秘薬はあまり効かないことが多いといわれています。
直腸性便秘は、重症化する前にとにかく早めの病院受診をすることが求められます。

「直腸性便秘」の方の便は大きくなりやすいですから、最悪手術の可能性も考えられます。直腸性便秘の病院受診のタイミングは、とにもかくにも「早めに!」ということです。
「弛緩性便秘」の方が病院へ行くタイミングは?
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弛緩性便秘の方は腸の働きが悪い!
「弛緩性便秘」は、腸の働きが弱くなったり鈍くなることで起こる便秘です。
関連記事弛緩性便秘の5つの原因と最短で治すために効果的な対処法5選
弛緩性便秘の方は日本人に最も多く、便秘の症状でお悩みの方の6割程度は弛緩性便秘だといわれています。
弛緩性便秘は大腸の働きが低下することで起こることが多いとされています。
ですから大腸の動きが低下しやすい高齢者や、筋力が弱い女性などに多い便秘の症状です。
弛緩性便秘の方はこのタイミングで受診したい!
弛緩性便秘の方が病院を受診するタイミングは、やはり便秘が軽度の時がよいでしょう。便秘になってから、数ヶ月も放置していてはいけません。
弛緩性便秘は直腸性便秘と同じように長い間放置したままでいると、症状が悪化してしまうことが考えられるからです。便秘の症状は薄暗い闇のように、徐々に誰にも気づかれることなく、いつの間にかせまってきているものです。
便秘で、最後は手術しなければならないことだってあります。
また便秘は大きな病気を生み出す温床にもなることも大変多いです。なるべく早めの受診を行いましょう。

「弛緩性便秘」は大腸のぜん道運動が弱くなることで起こることが多いです。便秘が軽い時期から病院へ行くことが望ましいですしょう。
「けいれん性便秘」の方が病院へ行くタイミングは?
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けいれん性便秘は便秘だけじゃなく下痢もヒドイ!
「けいれん性便秘」は、激しい腹痛を伴うことが多い便秘です。
関連記事けいれん性便秘の4つの原因と最短で治すために効果的な対処法4選
けいれん性便秘は、大腸がビクビクと痙攣(けいれん)することで便が早く出てきたり(下痢)、便が遅く出たり(便秘)を繰り返す便秘の症状が特徴で、便秘の中でも最も腹痛などの痛みが起こりやすい便秘タイプだといわれます。
大腸がビクビクとけいれんを起こす原因は、主にストレスだといわれています。
ですからストレスを受けやすい方、ストレスを上手く発散できない方は、けいれん性便秘を引き起こしやすいといわれています。
けいれん性便秘の方はこのタイミングで受診したい!
けいれん性便秘もまた、症状が軽いうちに病院へ行ったほうがよいでしょう。
けいれん性便秘は痛みが強いといわれる便秘ですから、病院へ行くのが恥ずかしいとか、もうちょっと様子をみてみようなどとあまり痛みを我慢していると会社や学校にも行けなくなったり、また日常生活すらおぼつかなく可能性も出てきます。
けいれん性便秘は、それほど痛いということです。我慢していると、胃潰瘍などの他の病気も併発してしまうこともあります。誰もがここまでひどい症状にはしたくないでしょう。
けいれん性便秘に限らず便秘だと思ったら、便秘の症状が軽いうちに早めに病院受診をすることで、食事改善や生活習慣の改善効果も大きく高まるでしょう。
便秘が重症化してしまうと治療するのにも相当時間がかかることが予想されますし、また、今以上に大きな痛みと向き合わなくてはいけないことにもなりかねません。
便秘が日常生活に支障をきたす前に、病院受診をしたいところです。

「けいれん性便秘」は、下痢や便秘による激しい痛みを伴う腹痛を起こしやすいので、早めに病院受診することが望ましいでしょう。
「過敏性腸症候群」の方が病院へ行くタイミングは?
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過敏性腸症候群の方は心療内科やメンタルクリニックも受診する?
「過敏性腸症候群」はストレスなどが原因で起こり、便秘と下痢ががよく繰り返されて現れる病気です。
けいれん性便秘と似ていますが、大きな違いが一つあります。過敏性腸症候群は病院へ行って十分に検査しても、腸などに異常が見つからないことが多い病気だということです。
病院へ行ったのに、原因が見つからない!これが意味するのは、目には見えないストレスが原因だということです。ですから過敏性腸症候群は、ストレス社会の現代人には大変増えている病気だといわれています。
関連記事過敏性腸症候群の原因と乳酸菌サプリが与える効果や影響
過敏性腸症候群は、胃腸科や消化器内科へ行くことが望ましいですが、最初は過敏性腸症候群かもどうかも判断がつかないでしょうから内科から受診してみましょう。
また過敏性腸症候群は最初に内科受診したものの、心療内科の受診や通院をすすめられることがあります。これは過敏性腸症候群の根本原因であるストレスを軽減するため、ストレスを取り除いていく治療の一環です。
「え、便秘で心療内科に行くの?」と不思議に思うかもしれませんが、心療内科を受診して心が穏やかになると過敏性腸症候群の便秘や下痢の症状が「スーッ」と治まっていく方もいるといいます。
それだけ、過敏性腸症候群はストレスに左右されるところが大きい病気だということでしょう。
また、過敏性腸症候群はある程度「回復してきたかな~」と思っても、大きなストレスを抱えてしまった途端、また痛みが復活してしまうことも多い病気です。
そのため過敏性腸症候群の治療は長期化することもあるので、より早めの対処が重要になってきます。
過敏性腸症候群の方はこのタイミングで受診したい!
過敏性腸症候群の方で病院受診をするタイミングは、下痢と便秘を多く繰り返したり、腹痛や下腹部の痛みや不快感が強くなった時などです。
過敏性腸症候群にも種類があり、便秘型・下痢型・混合型が存在します。ふつうの素人では見分けは難しいですから、やはり、医師の診断が必要でしょう。処方される薬も三者三様なので、自己判断で誤った対処をしないようにしたいものです。
また「過敏性腸症候群」の方もそうですが、「直腸性便秘」「弛緩性便秘」「けいれん性便秘」の症状でお困りの方に共通しているのは便秘の症状です。
これら便秘の症状に効果的だといわれている、サプリメントがありますので、ぜひそちらの摂取をされることをもススメします。
便秘の症状に効果的だといわれているのは、”乳酸菌サプリ”という、乳酸菌を沢山含んでいるサプリメントです。
「乳酸菌サプリ」は、下痢や便秘を繰り返すような荒れた腸内を整える働きを持ち、便をスムーズに出すようサポートしてくれる、お手軽サプリです。
”乳酸菌”といえばヨーグルトを連想される方も多いでしょうが、「乳酸菌サプリ」はヨーグルトよりも何倍もの乳酸菌数を配合し、乳酸菌の種類も豊富に入っている優れものです。
関連記事乳酸菌サプリとヨーグルトの効果は全然違う!特徴やコスパを徹底比較
また乳酸菌サプリは毎日飲んでも副作用もないといわれていますし、また高い整腸作用でダイエットにも貢献しますし、大腸ガンの予防や花粉症などを始めとするアレルギー対策にも効果的だといわれています。
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乳酸菌サプリは便秘や下痢の症状の軽減だけでなく、便秘や下痢が起こらないようにする”予防”の働きも兼ね備えていますので、摂取を続けることで段々と便秘の症状なども抑制されてくることが見込めます。
「乳酸菌サプリ」は過敏性腸症候群の方だけでなく、様々な便秘の症状でお悩みの方の救世主となるサプリメントです!

「過敏性腸症候群」の方はストレスを受けると症状が悪化することがあります。毎日、リラックスした環境で過ごせるように生活習慣を整えることも大切です!
まとめ
便秘になると気分が落ち込んだり、食欲がなくなったりして、”生活の質”が段々と落ちていきます。
ウンチが何日も出ないことで気分も落ち着きませんし、腸内環境が乱れることで幸せ気分を味合わせてくれるセロトニンホルモンの分泌力も弱まってしまうからです。
便秘になったら病院受診をしたほうがよいですが、まずは日頃から便秘にならないよう、便秘予防や便秘改善策をとっていくことも大切でしょう。
そして便秘予防や便秘解消には「乳酸菌サプリ」の摂取が最もオススメです。
”便秘は万病のもと”です。乳酸菌サプリを摂取しながら、なるべく便秘にならない体作りを目指しましょう。
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私たちの体は、毎日食べたもので作られます。健康は食べたもので形成されるのです。しかし、食べるためには出さなくてはいけません。
便を出すことは、健康な体を作り上げていくうえでとても重要なことです。乳酸菌サプリで、毎日便を出せるような体を目指しましょう。

便秘でツライ方は病院へ行くことをオススメします。ですが最もオススメなのは、便秘予防のために日頃から「乳酸菌サプリ」を摂取しておくことです!