ガスが溜まりやすい理由は野菜?今日から実践可能な4つの改善策
- なんだか最近、お腹がぽっこり張っている
- お腹が重いし、圧迫されているかんじがして苦しい
- 痛みがあって辛い
そんな症状にお悩みの方、もしかしたらその症状の原因は、お腹にガスが溜まっているからかもしれません。
ガスが溜まると「おなら」も出やすくなってしまいます。おならが出ることは自然なことですが、出過ぎるのは困りますよね。
また、放っておくと激しい腹痛に襲われたり、腰痛、肩こり、吐き気など、体中に症状がでる場合もあり、そうなると非常に危険です。
「でも、生まれつきそういう体質なのかもしれないし…」
そうお考えの方、諦めないでください。お腹にガスが溜りやすいのは、原因があるんです。原因を突き止めて、正しい対策をし、辛いガス溜まりにさよならしましょう!
この記事の目次
ガスが溜まりやすい原因は、体に良いとされる食べ物にあった?!
栄養価が高くヘルシーな野菜や、タンパク質、食物繊維などを豊富に含む豆類、お腹に良いイメージの乳製品。健康のために、積極的に食べている方も多いのではないでしょうか。実はこれらの食べ物が、ガスが溜まる原因だったのです。
ガスが溜まる原因となる野菜とは「アブラナ科」の野菜のこと。キャベツ、白菜、ブロッコリー、小松菜などがアブラナ科です。私たちが日常的に食べている野菜ばかりですよね。
アブラナ科の野菜は繊維が粗く、消化が難しいため、腸内のバクテリアが一生懸命消化しようとします。この時に、ガスが発生するのです。また「イソチオシネート」という硫黄化合物が、おならの臭いの原因にもなります。
「豆類」も要注意です。豆類は栄養豊富な上、美容に良いとされるイソフラボンも含まれています。ぜひ積極的に取っていきたい食べものなのですが、食べ過ぎには要注意です。
アブラナ科の野菜と同じように、消化しきれない栄養素が多いため、バクテリアが消化しようとして、ガスが溜まってしまいます。
また、お腹に良いイメージの「乳製品」も、実はガスが溜まる原因になります。
乳製品を分解するためには「ラクトース」という物質が必要なのですが、これが特に少ない人は、ガスが溜まりやすくなります。「牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする」という方は、注意したほうが良いかもしれません。
その他にも、タンパク質が豊富な「肉類」は、ガスが溜まる原因となる悪玉菌を増やします。また、繊維が多い「果物」や「穀物」、コーンシロップという、加工食品に使用される「甘味料」も原因となります。
暴飲暴食、早食いでガスが溜まる!
暴飲暴食、早食いは、そもそも体に良くないですが、ガスも溜まりやすくなってしまいます。
暴飲暴食をすると、大量の食べ物が胃に入り、消化しきれなくなります。すると、消化しきれなかった食べものが腸の中に長時間溜まり、発酵します。これが原因でガスが発生するのです。
また、早食いは、食べるときに空気を多く吸い込んでしまい、ガスが出る原因になります。
生活習慣が原因だった!我慢はガス溜まりのもと
長時間座ったまま仕事をされている方、ついついトイレを我慢してしまっていませんか?
仕事中や友達といるとき、トイレに行くと言い出せない、おならをしたくなっても音や臭いが気になってできない、そんな方、非常に多いのではないでしょうか。
しかし、こういった我慢が、腸に負担がかかったり、腸を圧迫してガスの流れを悪くする原因なのです。これを続けていると、今度はおならが出にくくなってしまったり、便秘に繋がります。悪循環になってしまいます。
また、ストレスも良くありません。
実は、腸はストレスに影響されやすい臓器なのです。ストレスが溜まると、自律神経のバランスが乱れ、腸の働きに影響を与えます。腸が正常に働けなくなり、ガスが溜まる原因である悪玉菌が増えるのです。
改善したい!ガス溜まりの解決策を知ろう!
ガスが溜まりやすいのは、生活習慣や食生活に原因があることがわかりましたね。
原因がわかれば、それを改善するための対策をとれば良いだけです。解決策をひとつずつ見ていきましょう。
解決策①バランスの良い食事を、よく噛んでゆっくり食べる
ガスが溜まる原因として挙げられた食べ物は、甘味料のコーンシロップ以外は全て、健康な体作りに必要な食べ物です。特に食物繊維は、善玉菌のエサになります。
タンパク質や穀物なども本来は体に良いものです。過剰摂取が原因ですから、まずは偏った食生活を見直し、これらの食べ物を食べ過ぎないように気を付けましょう。
また、合わせて「善玉菌を増やす」食生活を心掛けましょう。善玉菌を増やす食品は、ビフィズス菌が含まれるヨーグルトや、乳酸菌が豊富に含まれる、ぬか漬けやキムチなどの発酵食品です。
馴染みのある、手に入りやすい食品ばかりですから、すぐに取り入れられます。善玉菌を増やし、ガス溜まりの原因となる悪玉菌の働きを抑えましょう。
そして、食事の内容を変えるとともに、よく噛んでゆっくり食べることを心掛け、腸に負担がかからないように気を付けましょう。
解決策②なるべく我慢しない
おならや便意を感じたら、出来る限り我慢しないようにしましょう。
また、ストッキング等圧迫感の強いタイトな服装も、お腹を圧迫しますから、自宅に帰ったらすぐに脱ぐようにしましょう。
また、ストレスもなるべく溜めないように意識することが大切です。
例えば、仕事中でも、イライラしたら「深呼吸」をするとか、休憩中に軽くストレッチをするだけでも気持ちは落ち着きます。
ストレスと上手に付き合い、なるべくリラックスした状態でいることが大切です。
解決策③冷えは大敵!体を温めよう
体が冷えると、腸がむくんでガスが溜まります。常に体を温めておきましょう。お風呂にしっかり浸かることや、セルフマッサージは効果的です。
また、お腹を直接温めるなら、腹巻を巻いたり、毛糸のパンツを履いたり、カイロを貼るのもおすすめです。特に、女性は冷えやすいので意識して温めるようにしてください。
解決策④ウォーキングやストレッチで腸の動きを活発に
運動不足はガス溜まりの大敵です。ウォーキングなど、軽い運動でも効果的ですから、ぜひ取り入れてみてください。
また、ガス溜まりを解消するストレッチも有効です。例えば、ヨガの「ガス抜きのポーズ」。やり方はとても簡単です。
- 仰向けになり両膝を抱える。
- 息を吐きながら両腕で膝を引き寄せ、上体も起こす。
- ももを下腹部に押し付けるように意識しながら、お尻を持ち上げる。
- その状態で5回呼吸。
これを数回やると効果的です。簡単で、即効性があります。また、意識的に呼吸を行うことで、リラックスもでき、ストレス軽減にも繋がります。ぜひ取り入れてみてください。
それでも改善しないなら、病気の可能性も
何をやっても改善しない場合は、「腸閉塞」などの病気の可能性があります。また、女性特有の疾患である「子宮筋腫」の可能性も。子宮筋腫の大きさや発生場所によっては、不妊に繋がる場合もあります。
痛みや張りが改善しない場合は、自己判断せず、一度病院で受診することをおすすめします。
まとめ
ガスが溜まりにくい体作りには、健康的な生活が重要であることがわかりましたね。薬に頼る前に、一度、今の食生活や生活習慣を見直してみましょう。
ガス溜まりの解決策は、すぐに実践できるものばかりです。積極的に取り入れて、ガスが溜まりにくい体を目指しましょう。