便秘薬「マグミット(マグラックス)」は母乳に影響あるの?
妊娠中に便秘に悩まされる方も多いのですが、出産後、授乳している間は水分不足になりやすく、その結果、やっぱり便秘の症状が続くという方も多いですね。
そのほか、深夜の授乳などで生活サイクルが乱れ、慢性的な寝不足やストレスなども便秘の症状を悪化させます。
わたしも出産後、母乳育児にチャレンジして毎晩1時間おきの授乳でくたくたになっていた頃、ひどい便秘に悩まされていました。
水分不足を補うために「母乳が良く出ると言われるお茶」を飲み、時間があるときには休養する、食事で食物繊維や乳酸菌を多く摂るなどいろいろやりましたが、排便は4〜5日おき。
しかもやっと出たと思ったら、カチカチうんちでお尻が切れてしまって痛みに悶絶の繰り返し。だからといって、妊娠中と同じように安易にコーラックなどの便秘薬を飲むのは怖いもの。
とくに、授乳中は薬の成分が母乳に入って赤ちゃんが飲んでしまうことを考えると、市販の便秘薬はとても怖くて飲めません。
そこで主治医に相談したところ、処方されたのがお馴染みのマグミット(マグラックス)です。
マグミットは副作用がなく、授乳中でも安心して飲むことができるので、病院でも処方されているのです。
しかし、このマグミットにも、注意しておかなければいけないリスクがあるのです。
そこで授乳中のマグミット(マグラックス)について少し調べてみました。
マグミット(マグラックス)の働き
授乳中は、食べたものや飲んだものが母乳に入って赤ちゃんも飲むことを考えると、口にするものすべてに気を付けたいですね。
授乳中に処方されるマグミット(マグラックス)は、酸化マグネシウムで水分を便の中に引き寄せて柔らかくしてくれる働きをします。
服用しても腸管から吸収されることがなく、便に水分を含ませて腸のぜん動運動を促してくれるので、授乳中のガンコな便秘もスムーズに解消される効果があります。
マグミットは母乳に影響はあるの?
マグミット(マグラックス)は上記のように腸管から吸収されないし、便をふっくらさせて便秘を改善してくれる薬なので、母乳への影響もないと報告されています。
ただやはりお薬なので、習慣性もないし母乳に影響がないからといって、便秘になったらこの薬!とすぐに使うのは正しい判断ではありません。
なぜなら、下痢や腹痛、ひどい場合には「高マグネシウム血症」を起こす副作用も報告されているからです。
また、貧血の治療で鉄剤を使用している場合、鉄分の吸収が妨げられるので医師の指示する用法に従って飲むようにしてください。
また腎臓や心臓に問題がある方も使用には注意が必要です。
ただ、上記のような副作用は、可能性があるという程度なので、神経質になる必要はありません。
ところが、マグミットの服用においては、もう一つ重要な副作用があります。それは長期服用した場合の副作用です。
マグミット(マグラックス)の服用を止めた後は注意が必要!
マグミット(マグラックス)は深刻な副作用がなく、非常に素晴らしい便秘薬です。しかし、1点だけ、副作用で注意しなければいけないことがあります。それは、
マグミット(マグラックス)を飲まなくなった後のこと。
マグミットを卒業するということは、薬の力を借りずに、排便することになります。
ところが、長期服用してきたせいで、腸が「薬の力を使うのが当たり前」という状態になっており、薬をやめた途端、すぐさま便秘状態に逆戻り。
むしろ、腸のぜん動運動の機能が低下しているため、「自力で便を押し出す動きが弱ってしまった!」と以前よりも深刻な便秘症になる方はとっても多いのです。
この経験は、「マグミットは危険⁉︎便秘に悩む妊婦が薬を飲むと現れる副作用とは?」に詳細を記載していますので、参考にご覧ください。
便秘だからといって、薬に安易に頼るのではなく、薬と併せて、食生活や生活習慣の改善や運動・マッサージ等を行い、可能な限り自力で出す力を鍛えていくことが大事ですよ。
以上、授乳中にメジャーな便秘改善薬であるマグミット(マグラックス)の働きと母乳への影響、そして注意点をご紹介しましたが参考になったでしょうか。
出産後は、妊娠していた時期よりもさらに体力・気力ともに必要となります。そんな中、さらに便秘によって体力・気力を使ったり、ストレスや体の不調を感じるのはとてもつらいですね。
安全で母乳への移行がなく使いやすい薬といっても、やはりマグミット(マグラックス)は「便を強制的に柔らかくする薬」であることを忘れないで、普段から自分の腸内環境を良くし、なるべく自分の力で排便できるよう、上手に利用しましょう。
授乳中に便秘薬に頼らずうんちを出したいなら
授乳中に限らず、便秘解消には腸内環境を正常化させることは必須です。
そのため、毎朝の快便を目指すなら、授乳中であっても、腸の調子を整えることが大事です。
そこで、便秘薬の服用に頼るのではなく、便通が良くなる自然の食品をたくさん摂取し、腸の状態を改善させることです。
「乳酸菌サプリの選び方と3つのオススメ商品」で乳酸菌と腸内環境の改善について詳しく書いていますが、胃の中で死滅してしまうヨーグルトの乳酸菌を摂るのではなく、カプセルタイプの高純度の乳酸菌を毎朝摂れば、かなりの効果が期待できるでしょう。
私の便秘解消の手助けになったのは、森永乳業のビヒダスBB536という乳酸菌サプリメントでした。
ビヒダスBB536というビフィズス菌サプリは、厚生労働省が認めた機能性表示食品です。つまり、飲んで得られる効果がかなり期待できる高品質のサプリメントなのです。
薬では無いので、万人に100%の効果が得られるということは無いかもしれませんが、便秘薬を飲み続けるぐらいなら、試してみる価値はあるでしょう。
詳しいレビュー記事は、「【ビヒダスBB536は便秘に効く?】森永乳業乳酸菌サプリを飲んで試してみた!」に出来るだけありのままを記載していますので、参考にしてください。
1ヶ月1835円という値段も魅力的であり、定期購入回数の制限もないので、初めて乳酸菌サプリを試してみようとお考えの方には、オススメできる商品と言えます。
もしよければ参考にしてくださいね。