便秘改善に役立つマッサージ&ツボ
妊娠中に多くの女性が経験する「便秘」。
わたしも妊娠前から便秘がちだったのですが、不妊治療を開始した頃から特にひどい便秘になり、妊娠した後もそのまま便秘症を継続。妊娠は嬉しいけど、便秘はツライんです。
妊娠中の便秘って安易に薬を処方してもらうのも避けたいし、なるべく食生活や普段の生活を変えることで改善したいと思い、いろいろ試してみました。
基本的には食べ物で便秘体質を克服しようと努力してきましたが、そんな私が食べ物以外でも実践した便秘解消メソッドがあります。それは、スキマ時間に簡単にできたのがマッサージとストレッチ。
今日は、その方法を軽くご紹介します。
優しくマッサージ
妊娠中、腸の前に胎児がいるので、おなかのマッサージよりも背中のマッサージがオススメです。
うつ伏せになることはできないため、四つん這いになったり、ベッドに横向きに寝た姿勢で、パートナーに背中を反時計回りにさすってもらっていました。
その前に、入浴やカイロなどを使って背中側を温めていたため、気持ちよすぎてそのまま寝てしまったりすることも。
これによって血行が良くなり、腰の負担も改善されるだけでなく、リラックス効果も高いので何かとストレスの多い妊娠期間中のストレス発散になりました。
マッサージをしてもらっている間って、旦那さんといろいろ赤ちゃんのことを話したり、体調のことやこれからのことなどいろんな会話もできたので夫婦のコミュニケーションを取る時間としても有益でした。
どれぐらい効果があったのかわかりませんが、他の妊婦さんでも実践している人が多いみたいだし、決してマイナスではないと思います。
できればマッサージの前には水分を摂っておくといいですよ。
安定期になれば足のツボ押し
足は第二の心臓と言われるほど内臓に関連するツボがたくさんあります。
妊娠初期はまだ安定していないので、子宮収縮を促すツボなどもあるため、素人は安易に触るのはちょっと怖いですね。
何かあった時に「足のツボ押しのせいかも」と後悔することにならないよう、足のツボ押しは安定期に入ってから適度に行うのがオススメです。
足のツボの中でも、太衝と三陰交というつぼは子宮の収縮を促し、「陣痛を早めるツボ」なので触らないように。
足のツボ押しをするときには、胡坐をかいたり、椅子に座って片足をもう片方の足の上に乗せたり、パートナーに押してもらうなど、おなかに負担がかからないような姿勢で行いましょう。
またぐいぐい押すのも厳禁。「ちょっと痛いかな?」という感じの手前くらいで十分ですよ。
押すときにアロマオイルなどを使ってさらにリラックス効果を高めるのもいいですね。
また、日中のウォーキングも実は足裏のツボ押し効果があります。気分転換ついでにお散歩に出かければ足裏のツボ押しもできて便秘改善に一石二鳥ですよ。
下半身をリラックスさせるストレッチ
妊娠も後期になると大きくせり出したおなかに腰も下半身もかなりの負担がかかっています。
それも大きな便秘の原因。
そのため、おすすめなのが簡単にできるストレッチです。
まず、横になります。
膝を立てて腰を左右にゆっくりねじって、腰の横を伸ばすだけです。
これをするだけで、こわばっていた腰や太ももなどがリラックスできます。また同時に腰痛の改善にもなるのでぜひリラックスタイムにお試しください。
また、1でご紹介した四つん這いも便秘改善に効くストレッチ。
肩幅に足を開いて四つん這いになった後、背中を丸めたり胸をそるなどの姿勢を順番にゆっくり行いましょう。この姿勢ならおなかのあかちゃんに負担を掛けることなく、ガンコな便秘の改善や腰痛の軽減に役立ちますよ。
以上、妊娠期間中にできる便秘改善のためのマッサージやツボ、ストレッチの方法をご紹介しましたが参考になったでしょうか。
便秘が続くと気分が重くなるだけでなく、体調不良などにもつながるので早めに改善したいもの。
食事だけでなく、上記の方法をスキマ時間に取り入れてやってみると、薬に頼らず自然に排便できるチカラが少しでもアップすると思いますので、無理のない範囲で実践してみてはいかがでしょうか。