妊婦の便秘に効くオススメの飲み物3点とオススメの飲み方
妊娠中、多くの女性が悩むのが便秘ですね。
わたしも妊娠中に、なかなかスムーズに排便できず、妊娠とは別に腸のあたりが常に張っていてとても不快でした。
でも、妊娠中だと思いっきりいきむことも怖いし、安易に薬を飲むのもなんとなく不安。とくに初めての妊娠のときにはどんどん変わっていく自分の体や心にいつも不安を感じていたように思います。
なぜ妊婦に便秘が多いかというと、運動不足やホルモンの変化、大きくなっていく子宮にまわりの腸などの器官が圧迫され血行不良になるなどさまざまな原因が挙げられますが、もうひとつ大きな原因が「水分不足」なんです。
おなかのなかでどんどん育っていく赤ちゃんに栄養を与え、赤ちゃん自身にも血液が必要となって血液量が増えるので大量の水分が必要とされるだけでなく、赤ちゃんを守る羊水の水分も必要となります。
妊婦さんの体では、母体よりも赤ちゃんのほうに水分が優先的に使われるため、妊婦さんは積極的に妊娠前以上にしっかり水分を摂らないと、自然と水分不足になってしまうんですよ。
また妊娠初期の場合、つわりに悩まされて食事がとれない、水分がとれないということも多いことでしょう。
この時期にはそれほど赤ちゃんや羊水に必要とはされてはいませんが、そこで水分をあまりとらないのが習慣化されると、安定期を迎えて活発に赤ちゃんが育ち羊水が蓄えられる時期に、妊婦さんは水分不足になってしまいます。
そうして妊婦が水分不足になると母体にさまざまな悪影響がでてくるのですが、その一つが便秘の症状なんです。
そのため、妊婦さんは水分をたくさん摂りましょう。妊婦さんにおすすめの飲み物を3つ紹介します。
まず一つが「タンポポから作られたハーブティー」です。わたしも妊娠中便秘になってしまったときに飲んで、かなり便秘が改善されました。
タンポポのお茶はタンポポの葉や根を細かく刻み、乾燥させたものです。むくみやすい妊娠中にもうれしい利尿効果が高く、さらに豊富なビタミンやミネラルや食物繊維を含み、コレステロールを下げるはたらきもあります。
もちろんノンカフェインなので妊婦さんも安心して飲めますよ。それに出産後の母乳の出も良くなるので、母乳育児をお考えの方にもおすすめ。
これを体を冷やさないように夏でも温かいホットティーで飲むと、必要な水分をしっかり摂れるだけでなく、気持ちもリラックスできるので、知らない間に緊張したりストレスを感じていることが多い妊婦さんには最適な便秘改善飲み物です。
次におすすめなのが「牛乳」です。カルシウムもですが、腸内環境を整えてくれるのも大きな魅力。
ちょっと砂糖を入れてホットミルクにすると、おなかが空きすぎて困る妊娠中期〜後期にも、3度の食事の間の不要なカロリー摂取も抑えられます。体重制限を言われてしまった妊婦さんにもおすすめです。
最後の一つは「ヤクルト」など整腸効果がある飲み物です。ただ一回飲めばよいというものではなく、定期的に毎日飲まなければあまり意味がないのでコスト高になる点や、糖分の点を考えると、上記の飲み物で改善されなかった場合の奥の手として試してみるのが良いでしょう。
ここでしっかり押さえておきたいのが「飲み方」です。
まず、冷たい飲み物は避けること。冷えを誘発しておなかの赤ちゃんに悪いだけでなく、胃腸がびっくりして便秘が進行してしまいます。暑い夏でも、せめて常温、可能ならば温かい飲み物にしましょうね。
そして大量に一度に飲むのではなく、適量より少な目の水分をこまめに飲むことです。胃に一度に水分がたくさん入ると気持ち悪くなる方もいるので、自分で負担にならない量を小分けにして飲んだ方が体への負担が少ないですよ。
ぜひ上記の飲み方を取り入れつつ、自分の体との相性も見ながら、つらくて不快な妊婦の便秘を改善してくださいね。