授乳中のおすすめ便秘改善法4つ
赤ちゃんを出産すると、ゆったりした妊娠中からは一転、朝も夜も関係なく育児に追われる日々が続きます。
とくに赤ちゃんの夜泣きや夜中の授乳によって、出産後にぐっすり睡眠がとれたという日なんてほとんどない!というママもたくさんいることでしょう!
授乳期のママの何割かは、母乳の出が良くない方もいるので、夜は一回の授乳で赤ちゃんが満足できずに飲み疲れて寝てすぐにまた次の授乳と、1時間おきに起きては寝ての繰り返しになってしまう方もいるのです。
睡眠時間が不規則になると、訪れるのが便秘。
妊娠中に便秘になってしまった方も、『産後は便秘が解消されるよね!』っていう予想とは裏腹に、便秘も復活し、数日ごとにコロコロでカチカチの便が出て、力みすぎて切れ痔になるなど、トイレの時間が恐怖となる日々が続くのです。
ちょっと脅かせすぎましたね。でも、出産後の育児で便秘になる方ってとっても多いので、今日は『産後育児で便秘を回避するオススメの方法』を紹介しますね。
「気が付いたら水分」という鉄則
母乳というのは、すなわちママの血液です。
母乳の出があまり良くなかったとしても、確実に授乳によって体内の血液は母乳となって赤ちゃんに与えられるため、慢性的に授乳ママは水分不足な状態。
それを改善するには、積極的に水分をママが意識的に摂るしかありません。
通常で1日あたり2リットルと言われていますが、授乳中のママなら3リットルの水分が必要だと言われています。それでも便秘が改善されないなら、それ以上飲みましょう。
わたしの場合は、常に母乳の出に良いというタンポポ茶を入れたペットボトルを持ち歩き、家事やお散歩の合間にも水分補給を欠かさないようにしました。
わたしもだいたい1日4リットルくらい飲んでいたし、善玉菌のチカラも飲んでいたので、なんとかコロコロウンチは回避していましたが、油断するとすぐに便秘になるので気をつけてくださいね。
水分を摂取するポイントは、一度に大量に飲まないこと。胃への負担軽減と、水分の体の吸収率を考えると、量は少しずつでも頻度を多くしたほうが良いようです。
暑くてもおなかを温める
冷房等でおなかを冷やさないように産後のお腹の引き締めもかねて骨盤あたりに巻くベルトを常につけるのが効果的。
ベルトを巻くと、おなかのたるみが改善されるだけでなく、腰回りの保温効果もあって一石二鳥。
さらに、背筋もピンとするので、何かと前傾姿勢になりがちな授乳中に腸が圧迫される姿勢になるのも防げるのです。
マッサージ
おなかのマッサージも気が付いたときに行うのも便秘改善に役立ちます。
時計回りにおへそを中心に手のひら全体を使ってゆっくりとぐるぐるマッサージします。このときに手は温かい状態にしておくこと、あまりぐいぐい押さないように注意しましょう。
テレビを見ながら、スマホをいじりながら、など「〜ながら」で十分です。気が付いたときに触ることでおなかや腹筋を意識するのも重要なんです。
またおなかをひっこめ、突き出すなどの運動をすることで腹筋を鍛えると排便時に無理に力む必要もなくなりますよ。
赤ちゃんが寝た時には自分も寝る
自分の体が疲れていると良い母乳は出ません。
睡眠不足は授乳ママの大敵。疲れが取れずに、食欲も体力も落ちてしまうという悪いサイクルに陥ってしまいます。
やらなければいけない家事もたくさんあるでしょうが、赤ちゃんが小さい頃は自分も無理をせず、ほどほどこなしておけば合格点。
だから、赤ちゃんが寝た時に疲れた体にムチ打ってまとめて家事をするよりも、赤ちゃんが寝ているときには自分も寝て体力を蓄えるほうが赤ちゃんの成長にもプラスになると思って、ストレスや疲れを溜めずに頑張りすぎないように心がけるのも大事な授乳中のママのお仕事ですよ。
以上、授乳時に生活習慣の改善で便秘を解消する方法をご紹介しました。
もちろん、食物繊維の多い食事や乳酸菌の摂取などで腸内環境を改善することも大事です。
薬も便利ですが、なるべく腸のぜん動運動の促進や腹筋を鍛えることで自力で便秘を解消できるよう、上記の方法をためしてみてくださいね。