青汁が便秘に効く?子供・妊婦にもオススメの理由とその効果は?
健康ドリンクの代名詞である青汁。青汁がで始めた頃は、
まずい〜!もう一杯!
というCMの影響で知名度が上がった一方、体には良いけど全然美味しくない飲み物というイメージが付いていたので、青汁を飲む方は年配の方ばかりでした。
ところが、今や青汁は、忙しい現代人の栄養バランスを補う美味しい飲み物として若者はもちろんのこと、小さなお子様にも愛飲されている健康ドリンクなのです。
青汁は、
- 美容
- ダイエット
- むくみ解消
- 便秘解消
- 免疫力向上
- 不眠症対策
青汁を飲むとこのような効能があると言われていますが、このページでは青汁と便秘解消効果について分かりやすさを重視しながら書いてみますね。
この記事の目次
青汁が便秘解消に効果が有る理由とは?
青汁の一般的な定義は「生の緑黄色野菜を搾ったものの汁」です。ケールや大麦若葉、明日葉といった緑色の野菜を中心に、現在では多くの商品が販売されています。
その特徴は何と言っても生の野菜を搾っていること。野菜に含まれるビタミンやミネラルといった栄養素は、生の状態の方が加熱した場合より高くなっています。1日に摂取したい野菜の量は300g~350gですが、食の欧米化が進む日本では世代によってこの半分程度しか摂取出来ていないことも。
そういった野菜不足を補う意味でも、青汁は手軽に野菜の栄養を補給出来る、優れた健康飲料なのです。
どうして青汁が便秘に効くの?
便秘の原因は様々です。ストレスやダイエットが原因になることもありますし、生活習慣の変化で便通のリズムが狂うことも便秘の原因の1つ。また女性は腸の位置や筋肉の働きも弱いので、男性より便秘になりやすいものです。
便秘の改善策としては水分と食物繊維を多く摂取すること、腸内環境を改善することが挙げられます。
青汁は食物繊維を多く含んでいます。しかも不溶性の食物繊維であるため、腸の中で水分に溶けずかさを増やして便を出しやすくする働きがあります。
この他に最近の青汁は乳酸菌やオリゴ糖をプラスした商品も多く、善玉菌を増やし腸内環境を改善する効果もあるのです。
青汁に含まれる食物繊維の働き
そもそも食物繊維は人間の消化酵素で消化できない成分です。そのため、消化されないまま便として排出されていきます。その際に大腸壁を刺激し、いわゆるぜん動運動を起こしてくれるのです。食物繊維が足りないと、この動きが弱くなってしまうんですね。
ただ食物繊維にも不溶性と水溶性の2種類があり、前者(野菜やきのこ、穀類)が多すぎると便が固くなり、後者(海藻やこんにゃく)は便を軟らかくします。この両方をバランスよく摂取することが大切です。
さらに食物繊維は腸内で善玉菌のエサになります。善玉菌が優位になると腸内バランスも取れるので、便秘になりにくい体質になります。
青汁に含まれるケールの働き
青汁と言えばケールが浮かぶほど、青汁の代表的野菜であるケール。キャベツやブロッコリーと同じアブラナ科の野菜で、緑黄色野菜の王様と言われるほど多くの栄養素が含まれています。もちろん他の野菜もビタミンやミネラルを多く含んでいるのですが、ケールはその含有量が圧倒的なのです。
例えばビタミンAは人参の2倍、βカロテンはトマトの6倍、食物繊維はキャベツの3倍です。抗酸化作用のあるビタミンEも栄養価の高いブロッコリーと同程度、ビタミンCはミカンの3倍と美肌効果も期待できますし、メラトニンという安眠を促し鬱対策にもなる栄養素も多く含んでいます。
また、食物繊維で体の不要な物質をデトックスし、必要な栄養で肌のハリなどを整えるとてもすばらしい働きを持っています。そしてそれだけではなくケールには病気を防ぐというありがたい効果もあります。
ケールにはポリフェノールという栄養もたくさん含まれていることが分かっています。このポリフェノールという栄養は死亡原因第一位であるがんの予防をするという働きがあるといわれています。さらに多くの人が悩んでいる生活習慣病を予防します。
- 毎日の便秘が解消されることでしっかりデトックスのリズムが生まれる。
- 多くのビタミン類が含まれているおかげで体の中から栄養が補給されお肌の調子が良くなる。
- さまざまな怖い病気を予防する。
これらのような素晴らしい働きを持っています。また、ケールの唯一の欠点は苦味が強いことでしょうか。その点からも青汁で摂取するのがピッタリな野菜と言えます。
便秘解消なら青汁はいつ飲むの?どうやって飲むの?
では、便秘解消目的で青汁を飲む場合、いつ飲めばいいのか?そして、どうやって飲めば便秘が解消されるのか?
そのあたりについて説明しますね。
便秘解消にベストな青汁を飲むタイミング
当たり前のことですが、青汁は薬ではありませんし、体に負担がかかる飲み物でもありませんので、基本的にはいつ飲んでも大丈夫です。そして、いつの間なければいけない!という決まりもありません。
しかし、便秘解消目的で青汁と飲むなら、一番オススメのタイミングというものがあります。それは、朝食前の寝起きの1杯のタイミングです。
寝起きの体は、水分も栄養分も不足しています。それはつまり、身体が何かを欲している状態です。
身体が欲しているということは、体に取り込まれた栄養素が最も吸収されやすい状態です。それは、まさに栄養摂取のゴールデンタイム。そんな時に、腸の調子を整える働きがある食物繊維を豊富に含む青汁が胃腸に届くと、食物繊維などの栄養素が理想的に体内に入っていくようです。
一方、青汁の摂取をオススメしない時間帯は就寝前です。理由は、食物繊維の消化には時間がかかるからです。就寝前に青汁を飲むと、青汁に含まれる食物繊維が体内に取り込まれるのですが、胃腸が、それを消化するのにかなりの時間を費やすようです。
就寝前に青汁を飲んでしまうと、食物繊維を消化しようと胃腸が活発に動いてしまいます。そのため、深い眠りが妨げられ、結果として不眠症や体の疲れが残るようになります。
青汁に便秘解消効果を求めるなら、朝一の摂取がオススメです。
水割り・お湯割・牛乳割?青汁の飲み方を検証
続いて青汁の効果的な飲み方をお伝えしますね。最近の青汁は以前と比べてとっても飲みやすくなっています。
なので、シンプルに水で割って飲むだけでも十分美味しいですし、毎日飲み続けられます。その上で、『どうやって飲むのが便秘解消効果があるのか?』ということに注目して検証してみますね。
青汁&牛乳
牛乳に青汁を混ぜて飲むと、イメージとしては抹茶ミルクのような飲み味になります。牛乳嫌いの方じゃなければ、青汁&牛乳も違和感なく飲めると思います。
そんな青汁&牛乳ですが、便秘解消効果はまずまずといったところでしょう。
それよりも、青汁&牛乳は、青汁に含まれる食物繊維やそれ以外の栄養素に加え、牛乳に含まれるたんぱく質やカルシウムが同時に摂取できるので、便秘に悩む方はもちろんのこと、栄養状態が偏りがちな方にはオススメの摂取方法です。
青汁&豆乳
豆乳には、豊富なタンパク質とビタミンや葉酸、鉄分といった主要な栄養素が含まれています。このため、牛乳同様、青汁と豆乳を混ぜ合わせて飲むと、栄養価が高い飲み物になります。
豆乳が牛乳より優れている点は、カロリーが低いという点です。このため、ダイエット効果も求めたい方にとっては、青汁&豆乳のミックスドリンクを飲むこともオススメです。
ただ、便秘解消目的としては、青汁&豆乳は大きな効果がないように感じます。
青汁&冷水
個人的には青汁は冷水で割って、朝一に飲むのがオススメです。これは簡単!便秘解消に繋がる水分補給のタイミングとは?でも書きましたが、朝一の冷水には腸を刺激し、腸のぜん動運動を促進する働きがあります。
そのため、冷たい水に青汁を混ぜ合わせて、朝一に飲むと腸を刺激しながら、食物繊維によって腸内環境が正常化され、便の通りが良くなるのです。
付属されている専用シェイカーに氷と水を入れ、青汁の素を入れれば簡単にできますので是非試してみてくださいね。
便秘対策として青汁を飲んでいる方は?
便秘解消目的で青汁を飲む方はどんな方でしょうか。
基本的には、『辛い便秘に悩んでいるけど、便秘解消薬には頼りたくない(または、頼れない)方』が青汁を選んでいるようです。では、具体的に見ていきましょう。
青汁による幼児の便秘解消効果
離乳食を卒業した幼児は、大人と同じ食べ物を口にするようになり、便秘の可能性が上がるものです。これは、本能で好き嫌いしながら食事をすることにより、栄養素が偏り、腸内環境を整える食物繊維やオリゴ糖が摂取されないというのが一つの原因となっています。
そんな時に、食物繊維不足を解消する目的で青汁を飲むと、とっても効果的です。今や小さなお子様でも栄養補助ドリンクとして青汁と選ぶ家庭は増えてきているようです。
手っ取り早く野菜と同じ栄養分を摂れるので、楽ちんなのです。
青汁による妊婦の便秘解消効果
妊娠後期の便秘の原因と危険性でも書きましたが、妊婦になると、便秘になる方はとっても多いです。この便秘の原因は、運動不足とホルモンバランスの影響によるもののようですが、積極的に腸に良いことをすれば、いくら妊娠中と言っても、辛い便秘から解放されることは可能です。
しかし、妊娠中は運動することも大変ですし、つわり期間中は、食物繊維が豊富な野菜をとることも大変です。ましてや、ホルモンバランスはコントロールできません。
そこで、手っ取り早く腸内環境を整える方法が青汁の摂取なのです。青汁は飲みすぎるとお腹がゆるくなるというデメリットはありますが、それ以外は大きなデメリットはありません。つまり、妊娠中でも青汁は飲めます。
妊娠中は、栄養素が偏りがちなので、不足しがちな栄養素を青汁から摂取するのは、かなりオススメです。
(カフェインの摂取を気にされる妊婦さんは、便秘に効く青汁の選び方と一番オススメの青汁とは?で紹介している藍の青汁などのカフェインレスの青汁を選んでくださいね。)
青汁による産後の便秘解消効果
産後に便秘になる大きな理由は、母乳をあげることによる体内の水分不足が挙げられます。体の水分が不足すると、腸の水分量も低下し、その結果、便の水分量も低下してしまい、便が腸にとどまり続けて、便秘気味になると言われています。
産後は意識的に水分を摂取する必要があるのですが、せっかくなので、水分摂取時に腸にいい飲み物を飲むと、便秘解消効果もアップします。
毎朝1杯の青汁を飲む産後ママが多いのは、野菜不足を補う目的がほとんどなのですが、手軽に栄養補給できるという点は大きなメリットです。
【オススメ】便秘解消に効果ありの青汁ランキング
では、最後に便秘解消目的で選ぶ青汁のランキングです。私がオススメしているのはこちらのページで紹介している3つの青汁です。
特に藍の青汁はノンカフェインなので皆さん安心して飲んでいただけます。